冬になると飲みたくなる甘酒
正月に神社などで飲む甘酒ですが、自宅でも簡単に作ることが出来ます。
時間はかかりますがとっても簡単なので一度作り方を覚えれば一年中飲むことが出来ます。
今回は炊飯器を使って簡単な甘酒の作り方を紹介します。
甘酒作りに大切な麹
ここが1番大切です。工程が少ないだけにどの麹を選ぶかで味が決まります。
麹には生麹、乾燥麹と2種類あります。
- 生麹 自己発酵による劣化が進みやすく保存期間は短め。冷蔵庫で2週間〜4週間
- 乾燥麹 水分を飛ばして乾燥させたもの。常温保存が可能で保存期間も長い。
いろいろな麹を試しましたが、生麹を使うほうが甘みコクが強いです。
今回はカニ醤油さんの生麹を使います。甘みが強くほんとうにオススメです。
カニ醤油さんは大分県臼杵市にある老舗の醤油さんで、
麹以外にもみそ、しょうゆ、だしと無添加で体にやさしい商品がたくさんあります。
甘酒の作り方
材料
生麹 200g
もち米 2合(もち米がない方は普通のお米でも大丈夫です。)
炊飯器、温度計、布巾
たったこれだけです。

まずもち米を通常の水の1.5倍で炊きます。2合のもち米の場合は3合のラインまで水をいれます。

ご飯が炊けたら一度保温を切って熱をとります。温度が60℃より高いと麹菌が死滅するためです。


生麹。白っぽく見えるのが麹菌です。この菌がもち米を包み込み発酵していきます。
炊飯器に入れる際は崩しながら入れてきます。

温度が50℃〜60℃に下がったらもち米に麹を投入しよく混ぜます。
さらさらした食感が好みの方はここでお米をよく潰します。


あとは保温ボタンを付け、布巾やペーパータオルを上に掛け6時間〜8時間発酵を待つだけ。
温度を確認しながら1時間に1回は混ぜましょう。

今回の使った生麹では6時間でとてもおいしい甘酒が出来ました。
美味しい飲み方
出来上がった甘酒はお湯で希釈してお召し上がりください。
オススメは塩と生姜を加えたジンジャー甘酒です。飲む点滴+生姜で体はポカポカになります。
また飲むだけではなく料理にも使えます。煮物などで砂糖の代わりに使うと深い味になります。
冷蔵庫で1週間は保存可能です。
寒い季節にはぴったりな甘酒。簡単なので自宅で作ってみてください