こんにちはちょんたです。
すごい勢いで広まっている感のあるCBDですが、その中でも国内製造(Maid In Japan)の商品を目にすることも多くなりました。
「えっ?CBDの原材料である大麻を国内製造する施設があるの」と思った方もいるかもしれません。
そして国内製造と輸入品のCBDどっちがいいの?
そういった疑問を深堀りしてきます。
法律はどうなっているか知りたい。
国内製造と輸入品はどちらがいい?
そんなわけで本記事は「【CBD】国内製造って本当にいいの?【MAID IN JAPAN】」について書いていきます。
Contents
大麻取締法による日本の現状
まず大麻の取り扱いについて日本の現状をみてみましょう。
大麻取締法では大麻の種子と茎は、取締りの対象外である。規制されているのは、向精神作用物質のTHC (テトラ・ヒドラ・カンナビノール)が多く含まれる花穂と葉の部分である。
つまり現状では「花穂と葉以外で作られ、THCが検出されない」ものを日本ではCBD製品として販売されているわけです。
日本での大麻の取扱は免許制になっており、都道府県知事の免許を受けた大麻取扱者のみ栽培することが可能となっています。
実際に免許を取得し日本国内で大麻を栽培し「花穂と葉以外」でならCBD製品を作れると思えそうですが、「大麻から製造された医薬品の施用等は何人であっても禁止(大麻取締法第4条)」となっています。
つまり日本国内ではCBD製品製造の為には大麻を取り扱えないのです。
国内製造とは何なのか?
では日本国内でCBD製品製造の為には大麻を取り扱えないのに、どうして国内製造と表示されている商品があるのでしょうか?
その前にヘンプからCBD製品になる過程を見てみましょう。
①ヘンプ収穫後乾燥。
②抽出(超臨界二酸化炭素抽出)
③精製
④ベースオイルやフレーバーとブレンド
⑤瓶詰め
以上の工程を経てCBD製品として出荷されています。
繰り返しになりますが国内での栽培は出来ませんが、③の精製されたCBDなら、THC非検出なら輸入も問題もないのだと思います。
おそらくですが、国内製造と言われるメーカーは精製された結晶を輸入し、国内でベースオイルとブレンドすることで、国内製造と表示しているのではないでしょうか?
しかしこれだと国内製造のメリットは何になるでしょうか?
最後のベースオイルや瓶詰めを日本の施設で行っているから、安心安全とはなりませんよね。
ヘンプ先進国と後進国
大麻取締法制定後、日本では大麻を扱う従事者は極めて少なくなりました。
ヘンプの効果が明らかになっていく中で、日本でCBDが流通され始めたのも2014年と最近のことです。
世界をみると1996年にカリフォルニア州における「医療大麻法」の可決に始まり、欧米でのヘンプの取扱には歴史があります。
ヘンプの栽培、土壌検査、成分分析など日本より厳しい規定があるなかで、ヘンプの取扱に慣れてない後進国日本の国内製造を選ぶメリットは何になるでしょうか?
MAID IN JAPAN ブランドの神話
話は少し変わって、MAID IN JAPANについて思考してみます。
一昔前はMAID IN JAPAN神話みたいなものがありました。
トヨタ、ナショナル、ソニーのような国内ブランドを使うのは品質もよくステータスともなりえました。反面外国産は質が悪く壊れやすいみたいなイメージを持っていた方も多い方おもいます。
次に食を見てみましょう。中国の毒入り餃子やダンボール肉まんなど、外国の食品は危ないなどイメージを持っている方も多いかと思います。
ファクトフルネスではないですが、実際に世界の食品添加物の例を見てみましょう。
国内製造と輸入品どちらが良いの?
【CBD】国内製造って本当にいいの? まとめ
国内製造だからと鵜呑みにせず、自分で確かめる目を持とう。濃度、原産国、成分表、値段など見極める目が大切。